5月に入り暖かいを通り越して暑い日が増えてきた愛農が丘ですが、いまそんな丘の上には小さないのちがあふれています。
毎年この時期になると養鶏部には孵化したばかりの初生雛がやってきます。
また、作物部には田植えの準備が着々と進む中こちらも孵化したばかりの合鴨のひながやってきます。
どちらも育雛箱という保温されたおうちの中ですくすく育っています。愛農の生徒たちの日々の作業にひなの世話という癒し作業が追加されました。
養鶏部のひなはこれから5か月後には卵を産み始めるそうです。
合鴨は田植えから一週間後には田んぼに入りお仕事が始まります。
酪農部ではつい先日子牛が生まれました。
午後の授業中だったこともあり、ちょうど畜産の授業だった2年生に加え1年生のの生徒たちも授業を中断し出産に立ち会いました。なかなか授業中に生まれることはなく(夜中が多い気がします)長年畜産を教えてくださっている先生もめったにないラッキーな授業だったねとおっしゃっていました。
ギャラリーが多くいると緊張してしまうこともあるのですがこのお母さん牛は普段から人懐っこく大勢の人に慣れていたので難なく赤ちゃんを産んでくれました。
生まれた子牛は乳用牛のホルスタインがお母さん、肉用牛の黒毛和種がお父さんのかけ合わせの牛で F1といって 肉用牛として肥育されます。愛農では肉用の牛は育てていないので1か月後にはこの子牛は肉牛農家さんのところへ引っ越します。それまでは酪農部のアイドルとして酪農部員はもちろん愛農生の癒しとなることでしょう。
野菜部でも着々と夏野菜の育苗・植え付けが進んでいます。
一気に野菜の種類や色が増える夏の野菜は苗を見るだけでワクワクします。
ついこの間野菜部のハウスにトマトが定植されていました。これから夏に向けて野菜部はどんどん忙しくなっていきます。野菜部の夏野菜が愛農の食卓の色鮮やかにしてくれる日が楽しみです。
果樹部もベビーラッシュで、キウイやブドウなどの新芽やつぼみがついて果樹部の生徒も初夏らしく忙しい日々を送っています。
秋の収穫までに受粉や 芽かき 、摘蕾、摘房、袋掛けなどたくさんの作業が待っています。
愛農の丘にはたくさんのいのちがあふれています。
[オカ]