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志摩観光ホテル ランチ賞味会「伊勢志摩ガストロノミー」に行ってきました

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今年もお誘い頂き、志摩観光ホテルのランチ賞味会にお邪魔させて頂きました。

右から愛農調理場の石郷岡さん、樋口シェフです。
途中何度かシェフから食材の説明や料理の説明があります。近藤も一緒に食材の説明を少し。これが緊張するんです。

今回愛農高校からお届けした食材は「塩麴・小豆・大豆・えごま油・新米・ツルムラサキ・冬瓜・南瓜・ネギ・玉ねぎ・ニンニク・栗・イチジク・豚肉・鶏肉・卵」などなど。写真でその一部をご紹介します。味について僕のヘタな説明は不要だと思いますので…。

メニューはタイトルのみ。サインは樋口シェフ直筆でした。
会場の風景です。ソワソワします。
今回はフレンチです。でも一番最初は新米と温泉卵。愛農の鶏だしとえごま油。
前菜が愛農の豚肉の樋口シェフ特製ベーコン・低温調理のロース・パテ
写真が悪いですが、栗のポタージュ。中には愛農の鶏肉の塩麴漬けされたものが。
メインは愛農の鶏モモ肉の赤ワイン煮。
左から愛農卵のプリン、イチジクのシャーベット・バニラアイス・栗の渋皮煮

今回も様々な手当をしていただき、愛農の食材は普段とまた違った顔を見せてくれました。

値段の高い料理はもしかしたら高級な食材をたくさん使えば作ることができるのかもしれません。でも、今回使ってもらった食材は愛農の日々の食事で出されるものと全く同じものです(もちろんホンモノだと思ってますが)。

樋口シェフはその素材を型にはめるのではなく(卵かけごはんとか(笑))、その素材のカタチに沿って、素材の持つ力をあらゆる技術と知識、それに直前まで可能な限りの時間を使って最後まで引き出して頂いたんだと感じます。まさに「料理の力」です。

その情熱の源はひとえに「料理人の使命感」だと感じます。料理人の方は生産者と消費者の双方を見ることができるからこそ、相当の距離を縮める役目を負うことができる。だからこそこのランチ賞味会「伊勢志摩ガストロノミー」を樋口シェフ自ら立ち上げられました。もちろん双方を繋ぐ技術や、方々に出向くフットワーク、それに気概があってこそ。今やその一期一会の料理や生産者の声を楽しみ来られるお客様がたくさんおり、予約は一年先までいっぱいだそうです。

伊勢志摩ガストロノミー ランチ賞味会 | 伊勢志摩 ホテル (miyakohotels.ne.jp)

このイベントは定員40名足らず。当日まで準備に追われながらも、スタッフの皆さんは、普段見ない食材や料理を見れたり話を聞けたりできるお祭りのように楽しみにしているイベントだそうです。格式のあるホテルでありながら、地元にしっかり足をつけ、またアットホームな雰囲気はそんなスタッフ皆さんの好奇心や使命感から来ているのだと感じます。

僕らの暮らしは今日も続きます。その食材の先に今日もご飯を楽しみにする人、そして一流の技術と想いをもって応えて頂いている人たちがいること。そんな関係の中にいることが幸せなことだと感じます。

お料理も雰囲気も心意気も、全部合わせて本当にご馳走様でした。