愛農高校に来る生徒は、自分の家が農家と言う子ばかりではありません。むしろ、農業に興味がある非農家の生徒が多いです。
9月16日金曜日、保護者農業体験プログラムが行われました。これは昨年ある保護者の「子どもと一緒に、農作業がしたい!私たちに農業を教えてくれないかな?」という声から始まった企画です。生徒の皆も「一緒に作業することで親に日ごろの学びを伝え、勉強させてもらっていることが発揮できる機会になる!」「愛農の農産物がどんなふうにできているか、親にも知ってもらえる!」という自分たちの自信、やる気にもつながるだろうということで昨年に引き続き、今年もこのような機会が設けられました。
愛農高校の農場6部門の中、養鶏部での内容をお伝えします。
養鶏部は現在、平飼い1100羽、ケージ飼い900羽の合計2000羽の産卵鶏を教職員3人、生徒3人で飼育しています。鶏の成長と生態を大まかに説明をしました。
その後、廃鶏を10羽解体しました。大人も思わず目をふさぎたくなるようなシーンを淡々と愛農生が大人たち、しかも実の親に丁寧に説明し、綺麗に解体していきます。
「高校生が鶏をさばけるなんてすごいよね」
「自分の息子に鶏の解体の仕方を、夫婦で教えてもらえるなんて感激した!」
学校での学びを発揮できる機会があること、そしてそれを親に伝える機会があること、命のありがたみを親子で共有できる時間が持てたことは、とても貴重な時間であったと思います。ありがとうございました。
[木村]