愛農生ならば、12月のPプロはお楽しみの一つでしょう。
Pプロ(ピースプロジェクト)とはくじを引いて相手が決まったら、クリスマス祝会までばれないよう3回相手が喜ぶようなことをする、そして祝会で500円程度のプレゼントと共に「私でした!」と種明かしをする、という何ともワクワクする心温まる愛農のイベントです。
私は今年は1年男子がお相手。どんなものが好きか考えたり、ばれないようにこっそり置いたり、喜んでくれたか気になったり、それはそれはワクワクドキドキの1か月でした。
Pプロの申し込みをするときに、アレルギーなども含め欲しいものや好きなものを書く欄があるのですが、私は「お金をかけずに手作りとか嬉しいです。」といったようなことを書きました。今年私が頂いたプレゼントが大変心躍るものだったので今回ぜひ紹介させてください。
一回目は手作りのロールケーキ。「僕はお菓子作り苦手ですが頑張って作りました。」といったメッセージと共に手作りの箱に素敵にクリスマスラッピングされていました。もうそれだけで心ほんわか…おいしくいただきました。
2回目は職員室の机上にとても素敵な工作が…ビックリ! あまりにも繊細で、可愛らしく、本当に素敵なサプライズ…よく裏を見ると印刷された字が見え、雑誌などの裏紙を使って作ってくれたようです。正にお金をかけず手作りで…でもこの作成にかかった時間を思うと感動せざるを得ません。

3回目は職員を通して渡された素敵な小箱。その箱も丁寧に手作りされたもので蓋までついていました。その箱を開けると…またまたサプライズ。 中にはまたまた素敵なクリスマスツリー。今回は雪が降った雰囲気が表現されていました。

そして12月19日祝会当日…私のお相手は2年生女子でした。手作りのお菓子やお茶と共に、絵をいただきました。数々の学校の行事で彼女の絵は大活躍していますが、私のためにこんな素敵な絵を描いていただけて大感動…見れば見るほど発見のあるとても魅力的な絵です。そして彼女が「喜んでくれて嬉しいです。」と謙虚に言ってくれた言葉がまた嬉しかったです。

贈り物は買ってしまえば簡単ですが、その人のことを思い時間をかけ準備された贈り物はまさにプライスレス。忙しい中簡単に済ませてしまいがちですが、今回のPプロで、改めてPプロの意味を生徒から教えてもらった気がします。大切な人を思う心温まるクリスマス。私のように温かい心の通い合いが、この愛農であふれた素晴らしいクリスマスイベントでした。 (Kato)
おまけ…いただいたお茶に淹れ方のメモを添えてくれていたのですが、これもまた思いやりにあふれていました。この通りにお茶を淹れたくなります。

