皆さま、こんにちは。愛農高校生徒会執行部です。
いつも愛農高校の活動に温かいご支援とご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
本来であれば、適切なタイミングで順を追って活動の様子をご報告すべきところ、このたびは報告が遅れてしまい、直近の一週間に立て続けに二件の活動報告を投稿するかたちとなってしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。
現場では日々の学校生活や作業、準備に追われながらも、少しずつ着実にプロジェクトが進行しておりました。しかし、その過程をタイムリーにお伝えできなかったことは、生徒会執行部としても反省すべき点であり、今後の改善課題と捉えております。
とはいえ、こうして皆さまにご報告できることを嬉しく思っております。お寄せいただいたご支援のおかげで、太陽熱温水器の設置は無事に完了し、日々の生活の中でその恩恵を感じられるようになってまいりました。
引き続き、丁寧な報告と感謝の気持ちを忘れずに、活動をお届けしてまいります。どうか今後とも温かく見守っていただければ幸いです。
さて、このたび、男子寮の屋根に設置していた4台の太陽熱温水器すべてが、使えるようになりました!
これまでご支援いただいた皆さまへ、心よりの感謝とともに、この嬉しいご報告をお届けできることをとても誇りに思っています。
今回の太陽熱温水器設置プロジェクトは、昨年度末からクラウドファンディングを通じてスタートし、生徒会執行部を中心に、生徒が主体となって力を合わせて進めてきました。皆さまのご支援によって設置費用の大部分を賄うことができ、今年度に入ってから少しずつ設置作業を進めてまいりました。
まず、前回の活動報告でお伝えした通り、4月19日に屋根の上に残りの温水器の架台を設置しました。この作業は生徒と職員が中心となって行い、晴天の下、声をかけ合いながら慎重に進めていきました。設置場所を確認しながら、4台それぞれの位置を決定していく作業は、簡単ではありませんでしたが、現場には終始前向きな雰囲気に包まれていました。
そして、4月26日には貯水タンクの取り付けを行い、翌27日には専門業者の方に配管などの仕上げ作業をお願いしました。専門的な技術が必要な配管作業などは、4月27日に業者の方によって行われ、その日の夕方には男子寮で温水器からのお湯が使えるようになりました。
これで、4台すべての太陽熱温水器が無事に設置を終え、お湯を供給できる状態になりました。太陽の光で温められたお湯が実際に寮のお風呂に届くようになり、生徒たちも日々の生活の中で自然エネルギーの力をより身近に感じられるようになっています。お風呂に入るたび、「このお湯は太陽の力で沸かされたんだな」と思うと、ちょっとした喜びが湧いてきます。特に気温が高い日には、温水器内のお湯の温度が60度を超えることもあり、これから本格的な夏に向けて、ますますその力を発揮してくれるのではないかと期待しています。
今回のプロジェクトを通して、生徒たちは「学校のことを自分たちで考え、実際に手を動かして変えていくことができる」という体験を得ました。それは、単なる設備導入ではなく、未来を見据えた第一歩だったと感じています。男子寮の光熱費を削減し、環境に配慮した暮らしを実現すること。そして何より、生徒たちの学びの場として「エネルギーをどう使うか、どう作るか」を考えるきっかけになったことは、プロジェクトの大きな成果です。
支援してくださった皆さまの応援がなければ、ここまで来ることはできませんでした。応援コメントの一つひとつにも、どれほど励まされたかわかりません。今回の成功は、愛農高校だけでなく、この取り組みに心を寄せてくださったすべての皆さまのおかげです。
本当にありがとうございました。
愛農高校 生徒会執行部 森川万平
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