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女子研修宿泊施設のあちこちに立派なケヤキが使われています(食農棟の机もケヤキです)。それもみんなが毎日見たり、触ったりできる場所に。今日はそのケヤキの話。

タイバーと呼ばれる梁部分がケヤキ。毎日見える。
綺麗な木目。こんな家いいなー。

遡ること2023年の秋。女子研修宿泊施設の新築プロジェクトを聞きつけた、22期生のNさん(Nさんは元女子寮生)から「実家の材木店の倉庫にある沢山のケヤキを譲りたい」という連絡が入りました。

ケヤキは硬くて重くて、加工も乾燥も大変で、そしてとても木目がキレイで、当然高級。今こんなにまとまってケヤキ材があること自体珍しく、是非使わせてもらいたい!そう思った教頭の道子さんは一路倉庫のある岐阜まで向かい、引き取りが決まりました。

重量級。大黒柱として
拾い倉庫に大量のケヤキ

とはいえ、そんな重くて大きいケヤキを運ぶにはクレーン付きのユニックトラックが必要。そこで岐阜在住の7期生のMさんにお声がけ。愛農出身の息子さん3人の力も借りて、愛農まで岐阜から3往復ケヤキを運んでくださいました。

学校に着いたケヤキをみんなで運ぶ。めちゃくちゃ重たい。

そんな折、本館も新館も手がけて頂いた野沢正光建築工房さんが設計担当となり、そのケヤキを見た野沢さんも「お~!」。「どうせなら大黒柱として、そして手に触れる場所や階段の一部として使いましょう!」と設計に入れ込んでくださいました。

そして食農棟も建ててくださった大道建設さんが施工業者となり、大工さんと材木屋さんと何度も材料を確認してくれて、ほとんど全部使いきりました(ほんとスゴイ!)。

また完成後、あちこちにあるケヤキの姿をご紹介したいと思います。

 愛農は本当にたくさんの関係者の想いに支えられています。そして愛農がみんなの想いを少しずつ形にできる場所としても存在する意味は大きいとも。今回の建築を通じて見える「愛農」を少しずつシェアしていきたいと思います。

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