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2019年度イースター記念礼拝

さる4月23日、毎年恒例のイースター記念礼拝がもたれました。

はじめに本校文化キリスト委員会による復活劇が披露されました。新入生が入学式してきたばかりで忙しく、練習時間もあまりない中で、がんばって練習してくれました。本番は熱のある演技で、ときに笑いも交えて、なかなか良いものを見せてもらえました。

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次は、講演会です。今回の講師はロバート・ウィットマー(Robert・Witmer)先生。カナダからの宣教師で、45年以上の長い間、日本で生活されています。長い間北海道名寄市の道北クリスチャンセンターを拠点に宣教活動され、一昨年からは東京にある農村伝道神学校の校長を務めておられます。とても流暢な日本語で、歌も何曲か交えて、朗らかにお話を進めてくださいました。

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講演のテーマは「食糧づくりは平和づくり」。内容は、ご自分の生い立ちから始まり、北海道やカナダ、日本各地で出会われた、「農業と平和」を大切にして生活している方々の紹介でした。その方々の中には、愛農高校の職員や愛農と縁の深い方々も何人かいました。ウィットマー先生は愛農に来られたのは初めてですが、三愛精神(神を愛し、人を愛し、土を愛する)といった信念をともにする方々との共通のつながりを知ることができました。

講演会のあとは、記念写真や、小グループに分かれて感想のシェアリングやウィットマー先生へ手紙を書く時間が持たれました。

今回、ウィットマー先生と一緒にお連れ合いの圭子さんも来てくださいました。

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お二人ともとても朗らかで温かい方でした。愛農高校の職員などにもお二人の知り合いが何人かいて、久しぶりの再会を喜び合っておられました。

イースター礼拝のプログラムが終わった後、有志でウィットマー先生ご夫妻と座談会をもったのですが、個人的にはこの場での話が一番感動しました。カナダの先住民族の方々との出会いを話してくださったのですが、カナダの先住民族は長い間、カナダに入植した白人によって迫害を受け、今でもその傷は続いていて、先住民族の犯罪率や自殺率は他より高いのだそうです。その原因に、キリスト教会が作った同化政策のための寄宿学校の影響が強いのだそうです。ウィットマー先生の派遣元であるカナダ合同教会は寄宿学校制度について2度謝罪しています。ウィットマー先生は、先住民のための神学校を訪問した時、神学生から激しい口調で批判を受けたことがあって、そのとき、白人であり男性であり英語を話す自分が先住民族の方々に無意識に与えてしまっていた圧力に気が付いたのだそうです。そうしてぶつかられて、はじめて先住民族の方々との出会いをすることができたそのことです。「他者とはぶつかることで出会うことができる」この意識を私も大切にしていきたいと思いました。

 

ウィットマー先生ご夫妻との出会いに感謝です。

 

〈セキグチ〉