10月24日、朝拝から2限にかけて、宗教改革記念講演会が行われました。
今年の講師はルーテル東京教会主任牧師の関野和寛先生。
牧師でありながら、音楽活動など幅広い活躍をされている関野先生。
「牧師ROCKS」という音楽バンドもされています。
今回の講演でも、エレキベース片手に、弾き語りも織り交ぜつつのお話でした。
従来の牧師さんとは違う異色な活動をされる中でも、その根本は「キリストの救いをたくさんの人々に知らせること」であり、根っこは同じです。
それでも、新しいことをするなかでたくさんの批判、誹謗中傷を浴びせられることも多いとのこと。
でも、自分を信じて、そしてなにより神を信じて、自分の道を突き進んでおられる関野先生。
宗教改革とはどういうことだったのかというお話も、本当に分かりやすく話してくださいました。
宗教改革の発端となったマルティン・ルターは500年前に、それまでの教会の在り方への疑問や、聖書の翻訳を通して、キリストを世界に広めた人物。
当時、周りの人たちからは批判にさらされ、苦しいなかでも、「神の救いの本質は最も弱い人たちの中にある」と信じ、当時はお偉いさんしか触れることが出来なかった聖書を、一般の方々にも読めるように変えていきました。
その行いがあったからこそ今の聖書があり、巡り巡って小谷先生が愛農高校を創立することにもつながったというお話をしてくださいました。
そうした関野先生からの話を通して
迷いながらも、躓きながらも、真理は何かを求め続けて生きていくこと、
その大切さと、しんどさと、喜びを教えてくれたと思います。
生徒にとっても新鮮で、良い刺激となった講演会でした。
お忙しい中愛農まで来てくださり、本当にありがとうございました。
【マスモト】