11月12日(土)、愛農高校では「愛農祭」として収穫された農産物を加工品として地域の方に味わう機会や、練習を重ねてきた演劇を披露する舞台がもたれました。この投稿では演劇の様子について2~3年生を中心にお届けしたいと思います。(舞台そのものの写真は筆者が撮影しそびれたためイメージ画像となりますが、すみません・・)
2年生は映画「サウンドオブミュージック」を題材に歌あり踊りありのミュージカル風の劇を上演しました。セリフを言っていない場面でもその登場人物の感情表現をする演技力、テンポのあるやりとり、合唱や独唱、引き込まれる展開を見せてくれました。筆者も出演させていただきましたが、一言で言うと「楽しい!!」思い出に残る劇でした。
3年生は沖縄修学旅行で学んだことをもとに、太平洋戦争中に「米兵」として日本と戦った日系人家族を主人公に沖縄戦を描きました。一緒に戦場に出た仲間が銃弾で倒れて生き、自らも生き残るために日本人に対して銃を向けなくてはならず、一般市民が巻き添えになっている現実に心を追い詰められていく・・・戦争は人が死んでいくもの。この作品が現実世界で繰り返されず、劇の中で終わっていてほしい、と願わされたものでした。
保護者の前でも自分の役割を思い切り演じ切ることができたでしょうか。学校祭はこのあと2日間続き、ライブやキャンプファイヤーなど盛り上がっていました。3年生はあと4か月で卒業となります。大きな節目を終えた時となりました。足を運んでくださった保護者の皆様、卒業生や地域の皆様、ありがとうございました。生徒たちも、心からお疲れ様でした。感謝でした。
[松田翼]