みなさんこんにちは。このたび愛農高校が本になりました。ただの本ではありません。本校の元保護者で、現在の校舎建築の事務局長を担ってくれた品田さんという方が数年をかけて書いてくださった本です。かの岩波ジュニア新書からの発行で、全国の学校図書館や本屋に並んでいるのです。
早速本屋に買いに走った職員もちらほら。内容を少しかいつまんでおくと、愛農高校は「減築」という方法で耐震化を実現した珍しい校舎を持っています。使った木材も愛農の演習林や三重県内から持ってきたものです。
「みんなで使う校舎だからこそみんなで作るべき」
これは本当にそうだと思いますが、言うは易しです。各方面からの要望をとりまとめ、方向性を決め、建築技術的な検討も重ね、全体の折り合いをつける。愛農というたくさんの人の支えと寄付の上に成り立つことなので、その難しさはひとしおです。
しかし数々の困難を乗り越え「愛農高校を未来に残す」という点に全員が目標を置いた校舎作りは2010年に完成します。なぜそこまでみんなが一生懸命になったのか。そのストーリーを是非ご覧ください。
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