朝晩の冷え込みが厳しくなってきました愛農です。
10月24~27日にかけて、専攻科生の様子を見に、それぞれお世話になっている農家さんへ行かせていただきました!
今年の専攻科生は2人
どちらも広島県の農家さんにお世話になっています。
一人目
広島県神石高原町にて野菜農家の伊勢村さんのお家。
無農薬・有機農業で「こだわり農場」を営まれています。
生産者と消費者の支え合いの仕組み
「かたつむりの会」の生産者の一人でもあります。
自然豊かな場所で、野菜は畑から、肉はイノシシを捕まえてと、自給自足に限りなく近い生活をされています。
今回は専攻科生と一緒にゴマの選別を手伝いました。
ゴマの種を落として、ごみを取り除いて、袋に詰めるという…。
かなりの地道な作業です。
でもやはり味・風味は格別らしく、消費者からは大好評だとか。
ちょっとつまみぐい?してみましたが…炒らないとなかなか風味は出てこないらしく、違いが分からなかったです・・・残念・・・。
自然に囲まれ、自分たちの生活をつくっていく、
都会的な便利なものは「何もない」でも、そこにあたりまえに「あるもの」を最大限に活かして暮らす。
「豊かな暮らし」の一つを見させていただいたなぁと思います。
もう一軒の農家さん
三原市にて養豚と稲作の「桜の山農場」を営まれている坂本家
愛農34期生の卒業生です。
愛農OBページにて紹介されています
桜の山農場のブログもあります
坂本家の養豚は地域の売れ残り野菜や豆腐やさんのおから、
製麺所からでる残り麺、醤油かすなどなどをもらってきて餌とする
地域循環型養豚をしています。
住まいも、ガス、水道はいれずにかまどの生活ながら子供5人を育てているパワフルな暮らしです。
車も、地域の天ぷら廃油を使った天ぷらカー。
ここまで地域循環な暮らしのかたちがあるものなのかと…。
いやぁ面白い。
それぞれ、本当に素敵な農家さんで頑張っている専攻科生。
まだまだ未来ある18歳に、こんなに素敵な経験ができるなんて、
いいなぁ。うらやましい。。。心から。。
もちろん、1年間一緒に生活を共にするので、さまざまな苦労があるのでしょうけれども、
そこも含めて、人生の糧としてほしいですね。
専攻科担任としてはとても楽しい専攻科巡回。
現実に引き戻される憂鬱な帰りに、きれいな夕日に励まされつつ、
よぉし、がんばりますか(笑)
お世話になった伊勢村さん、坂本さん、本当にありがとうございました。
どうぞ今後も専攻科の2人をよろしくお願い致します。
(マスモト)