11/22、プロジェクト結果発表会が行われました。毎年この時期に行われます。
2、3年の生徒たちは各部門に分かれて、スタッフと共に管理実習をになっているわけですが、毎年4月に各部門がテーマを決めて、試験研究や調査を行う事になっているのです。
生徒たちはいろんな役割を担い、次々とイベントをこなしながらの取り組みです。
愛農祭後は、生徒と先生が情報室にあつまり、和気藹々、プロジェクト成果報告のプレゼン準備をしている雰囲気がなんともいえません。
実際には時間もなく、得られた結果には期待されていないデータもありますので、たいへんな作業がつづきます。
それでも生徒たちがなんとかまとめ上げた発表の一端を以下ご紹介します。
果樹部は、ジャムでおなじみ「キウイ」増産をテーマにした研究と草木堆肥施用による土壌改良プロジェクトでした。
すぐには成果が見えてこない地道な取り組みです。
野菜部は、理想的な育苗培土はいかにあるべきか、いろいろな資材を使って成長の様子を報告してくれました。
その中でもっとも理想的な資材は「完熟堆肥」であることを改めて教えられました。
酪農部は、日頃から苦労している牛糞堆肥の品質を高めるにはどうしたら良いか、えひめAIを活用して実験してくれました。
思ったような結果は出ませんでしたが、暑い夏堆肥と向き合って何かをつかんでくれたのでは・・・。
作物部は、なかなか収量が伸びないことを憂い、肥料のちがいによる稲の収量と食味について試験研究をしてくれました。
結果的には明確な増収は認められませんでしたが、稲との距離はかなり近づいてきたようです。
養鶏部は、ニトリたちが好きな餌を好きなだけ食べるとどんな結果が出るか、というユニークなテーマでした。
以外なことに自由摂取のほうが元気で、よく卵を産んで、経済的という結果が出ました。びっくりポンです。
養豚部は、大評判の豚肉加工を地元で使ってもらおうと、地産地消の実践をプロジェクトとして取り上げ、その成果を見せてくれました。今や養豚加工部は農場の稼ぎ頭になっているのです。
(山本)