愛農高校には作業着があります。新入生のほとんどは農作業着をもっていないことが多いので、その生徒達に愛農高校から作業着を斡旋しています。
さて、愛農高校のこれまでの作業着は一般的な作業着でした。100%化学繊維のもので、夏服や冬服も必要です。全部合わせるとどうしてもそこそこな値段になります。でもこれでいいのかと考えました。持続可能な社会を目指す愛農の作業着の中で1種類ぐらいは環境に配慮したものを利用したいと考えました。そこでpatagonia社製のリサイクルポリ100%のTシャツを導入します。金銭的な持続可能ももちろん加味し、ほかの作業着も見直して夏冬合わせた総額コストはほとんど変わりません。
実は愛農高校は近所のダム建設反対の動きが縁でpatagonia大阪支店さんとお付き合いがあり、度々交流があります(お店には愛農のリーフレットも置いて頂いています)。お互いの環境への姿勢を理解しあう中で「ユニフォームプログラムhttps://www.patagonia.jp/jp-uniform-program.html」を紹介していただきました。これはpatagonia社が 環境に配慮しながら経済活動を行う企業/団体、アウトドアフィールドで活動する企業/団体などを対象に行っているもので、定価よりもかなり安く商品を提供して頂けるものです。今回はこの対象団体として認めて頂き、作業着に導入することができました。
ちゃんとつくられたモノを永く、大切に使う。そういう作業着で農業に取り組みたいと思っています。