愛農高校では現在約2000羽の産卵鶏を飼育しています。
ケージ1000羽、平飼い1000羽です。
基本的に、朝6時から餌やり、平飼いの集卵、午前中に平飼いの集卵、夕方16時30分より餌やり、ケージと平飼いの集卵をします。
平飼いの集卵は1日3回あります。鶏が卵を食べてしまったり、糞で汚くなってしまうことで卵が汚れてしまうからです。
「鶏、たまご産んで、自分で食べちゃうんだ」
また鳥には就巣性と言って、卵を温める本能があり、平飼いではそれを見ることが出来ます。
「品種改良されていると子育てすることを忘れる動物もいると聞いたが、平飼い鶏では、卵を抱いているのを結構みるよ」
集めてきた卵は2000羽で約110㎏。数にしてだいたい1500個です。
それを毎日2L、規格外、正卵(L、M)、MSに選別します。
1つ1つ卵を手に取り、卵みて分けていきます。
丁寧に見ていくとスーパーでは出会えない卵にたくさん出会います。
綺麗な卵、ぶつぶつ卵、個性的な波打った卵、2Lより大きい卵。
1年生のうちは「へー!!初めてみた!」と感動しながら選別しますが、
3年生になったら無言で無心になったように選別をします。
鶏や卵から生き物の不思議や働くことを日々学んでいます。
[木村]