夏休みが明けて2週間ほど。
13日14日には保護者さんも大勢集まり、夏期実習報告会
親子交流会の時が持たれました。
【1日目 夏期実習報告会】
一年生は「夏期生活学校」を
二年生は2週間の「北海道実習」を
三年生は夏休み中の「学校農場」「沖縄修学旅行」の報告を行いました。
二年生の北海道実習で、それぞれお世話になった農家さんの報告と、三年生の沖縄修学旅行の報告が大きなトピックでしょう。
二年生は二週間という長い期間の中で、それぞれの農家さんの生き様を見聞きし、肌で感じ、愛農では学ぶことのできないことを良く学び取った実習になっていたとよく分かりました。
普段は関わりのない酪農家さんにお世話になる生徒が多く、戸惑いや躊躇いがあったそうですが、農家さんが農家を続けている理由に触れることは、高校生の心にも響くものが多くあったみたいです。
三年生は「過去を知り、今を見つめ、将来を考える」というテーマを持ち、沖縄に行きました。戦争の傷跡の残る場所や、現在も問題となっている米軍基地の問題、過去の問題ではなく今の問題として感じているようでした。
沖縄地上戦の悲惨さや現在にも続く基地の問題から、沖縄ならではの美しい自然に触れた時間は、三年生全員にとって、良い想い出と考えを深める機会になったのだと感じます。
コツコツ労を惜しまずよく働いた
場所や内容は違えど頑張っていたのはよくわかった。報告し合う、共有する大切さを感じれたのでは。
一年生は様々の仕事を担い、クラスとして大事な時をもって頑張れてたのではと想う。
三年生が学校農場を責任持って守る。面白い形ではあるしとても良い。とにかく長い時期(20日)を持ちこたえ、さらに普段はできない動きまで出来ていた。
二年生はそれぞれの農家さんと過ごしていたわけだが、今日の時間を聞くことにより、他の農家さんの事をしることができた大切な時間となったはず。
それぞれの学びを生かし、これからの愛農生活も頑張ってください。
〈ヤマハタ〉
【2日目 保護者交流会】
2日目はじめのプログラムは朝拝。2年生保護者さんが担当してくださり、お連れ合いの手紙を代読するかたちで、お話くださいました。ご自身の生き方、その都度都度で聖書や信仰に力を与えられたことを話してくださいました。個人的にはそのお手紙の内容に対する保護者さんのつっこみが秀逸で、お二人の信頼関係が垣間見えたようで、良かったです。
次の時間から午前中いっぱいかけて、保護者さんが企画・運営してくださった、「いのち」について考えるプログラムを行いました。
はじめに、3人の保護者さんがそれぞれの「いのち」に関するご経験を話してくださいました。
テーマが「自宅出産された経験」「重度心身障碍児の入居施設で働かれている経験」「西アフリカ・セネガルで青年海外協力隊をされた経験」と、それぞれユニークな異なる切り口でいのちについて話してくださいました。
次に生徒・保護者・職員が混ざったグループに分かれ、事前にそれぞれが考えてきた「いのち」のキーワードを分かちあいました。
「いのち」で連想する言葉は本当にそれぞれで、私が参加したグループでは、「いのちとは孤奏。人はみんな一人ひとり、独りで音楽を奏でている。いのちとはそういうものではないか。」と言った生徒がいて、私は絶対に思いつかない言葉に感動したりしました。
毎回、保護者さんが集まる機会で感じるのは、「保護者さん、すごい!」という単純ながら、尊敬の気持ちです。様々なお仕事やご経験をされている方々が、愛農生の保護者という一点のみで愛農高校に集い、ともに生徒たちのために力を出し合ってくださる姿に、いつも尊敬の念を覚えます。
今回も保護者さん、素晴らしい企画をしてくださり、ありがとうございました!
私もいつか、あなた方のような保護者になりたい・・
〔セキグチ〕