9月12日の3・4限目、2・3年生対象に、伊賀市・名張市・三重県伊賀農林事務所・JAいがふるさとの方々に来ていただき、伊賀地域の新規就農についてのガイダンスをしていただきました。
はじめに、伊賀市農林振興課の山本さんから就農サポートについてご説明いただきました。
次に、実際に伊賀で新規就農で営農されている方のお話をお聞きしました。今では伊賀地域最大のイチゴ農園「TomiBerry(トミベリー)」を経営されている富田高平さん(36)の営農の様子や、就農されるまでの過程などのお話を伺いました。
向かって左が伊賀市職員の山本さん、右が富田高平さんです。
TomiBerryでは、農場をキレイに保つなどの環境整備、ロゴを作るといったブランディングといった経営改善だけでなく、福祉作業所の方々に農作業に来てもらうといった農福連携にも取り組んでおられるそうです。
パワーポイントを使って、分かりやすく説明していただきました。
富田さんは工業系の大学を卒業後、工業系の企業で9年間サラリーマンを勤められましたが、病気で入院されたことをきっかけに自分の進路を改めて考え、就農を決意されたそうです。その後、三重県農業大学校の1年過程に入学し、イチゴ栽培のコースで学ばれました。
就農準備から今まで、行政も含めて、たくさんの人に助けられここまでやったこられたそうです。
サラリーマンのころの経験は農場の品質管理や営業などの面で役立っており、色々な経験があってこそ、徐々に今がある。だから、いろんな経験をして幅を広めていってほしいと、生徒たちを激励してくださいました。
4限目は、行政の就農サポートのより詳しい説明を受けるグループと、富田さんと経営について考えるグループに分かれました。
就農サポートのグループでは、行政やJAの担当者さんから、具体的なお話を伺いました。
富田さんのグループでは、自営就農した場合(自分で経営する)と雇用就農した場合(農業法人などで働く)のそれぞれのメリット・デメリットを、2人組になって考え、みんなでシェアしました。
普段は、なかなか聞くことのできない、新規就農サポートから就農の実際まで、2時間かけてじっくり学ぶことができました。
行政やJAの皆さん、富田さん、お忙しい中本当にありがとうございました!
TomiBerryいちご農園のホームページです。⇒ https://tomiberry.jimdo.com/
いつか行ってみたいです!!
〔セキグチ〕