先日の校内人権集会。3年に一度「部落差別」について学びます。人権委員会の出番です。
残暑厳しい9月。草刈りツアーと称して「リバティー大阪」へ人権委員会のメンバーが中心となって有志生徒で訪問しました。リバティー大阪は人権について学ぶことができる博物館。大阪の前の市長の一声で予算が大幅にカットされた影響で、草刈りまで手が回らないリバティー大阪。人海戦術でやれるところまでやってしまおう!と頑張りました。館内展示の見学、北出昭さんの太鼓の革張り実演など盛りだくさんの企画でした。
そんな前振りもあり本番の人権集会に向けて準備してきたのは、部落差別に関する事柄の発表です。①部落の歴史 ②水平社 ③今ある部落差別 ④と場と差別 ⑤食肉センター について調べ学習したことをパワーポイントで発表しました。踏まえて
「ある精肉店のはなし」をじっくり鑑賞。午後からは映画の主人公のひとり、北出新司さんをお迎えし、お話を伺いました。
You are what you eat. 生きることは食べること。差別と戦ってきた新司さんの職人としての生き方とお話。生徒が教室で、寮で、農場でいのちのやり取りをどんな風に学ぶのか、愛農高校にはそのヒントがあります。
個人的に印象に残ったこと。新司さんが持ってこられた道具。牛に一撃を与えるあの道具。「手に飯喰わせ」てきた「相棒」としての道具。その重さです。
北出新司さん、昭さん、やしほ映画社のみなさん、有り難うございました。
人権担当 中村満
リバティー大阪 http://www.liberty.or.jp/
ある精肉店のはなし https://www.seinikuten-eiga.com/