3つ目は入り交ざる場です。愛農高校には、有機農業をはじめとする農業関係者や、研修、見学、研究のためにたくさんの大人がやってきます。海外からもたくさんやってきます。これはターミナルとしての学びの場だからです。学びの場とは本来生徒と教師がだけが存在する場ではなく、立場と価値観の入り交ざる場です。いくつもの価値観が混ざり合っていくこと、受け入れていくことを習合(しゅうごう)といいますが、これはいろんなものを内包していくいかにも愛農らしい発想です。愛農高校はその「習合」を実践する場としてあり続けたいと思っています。