「そらのレストラン」という映画をご存知でしょうか。
昨年に上映された映画で、愛農高校がお世話になっているせたな町が舞台となっている作品です。しあわせのパン、ぶどうのなみだに続く、大泉洋さん主演の北海道企画の第三弾でチーズ工房を経営する酪農家が一日限りのレストランを開くまでの奮闘記を描いています(Wikipediaより)。
実はこのメインロケ地となっている「海の見える牧場」というが、生徒の受け入れをしてくださっている方の牧場だったりします。(大泉洋が映画内で運転したトラクターもこの牧場のもので、天井にサインがあるそうです)
(天気があまり良くなく、わかりにくいのですが、最後のレストランのシーンを取られた牧草地です)
別の農家さんもエキストラで参加されていたり、別のシーンの撮影が家を背景にあったりなど、当時の撮影の様子を聞かせていただいたりもできました。
この「そらのレストラン」なんとつい前月に販売&レンタルが開始しました。売り上げに貢献しても何もないのですが、生徒たちがお世話になっている町の雰囲気が少しでもわかるかな、と思いますのできになったかたはぜひお手に取りください。
本題は55期生の実習、半分以上の日程が終了しました。
昨日7月31日は、中間日ということで全体休みの日で、9日振りに全員で集合して、それぞれの牧場での働きをシェアしたり、後半に向けた励ましの時間を持ちました。
その後には、せたな町で酪農をされている西川さんから、50年ほど前の開拓当時の写真を拝見させてもらいお話を聞いたり、せたな町が地域として続く意識で農業をされているという話。飼養頭数や収入の増加を目指す大規模農業とは反して、小農という選択をしている話などを伺いました。
午後からはバスの運転手さんの案内でせたな町ツアーに出かけました。引率職員もどこに行くのか知らないツアー。せたな町の北から南まで様々な場所に連れて行ってもらいました。日本一高い位置にある灯台(茂津多岬灯台)、激しい石段のある神社(太田神社)に連れて行ってもらったり。楽しいひと時を過ごしました。
夕食時には、畑をされている農家さんからスイカとメロンの差し入れを頂き、本当に多くの支えと励ましによって実習をさせていただいていると実感させられました。
さてさて、生徒の実習は実質あと5日。残り少ないですが、これからが本番として最後まで頑張ってもらいたいです。
(昨日の写真が手元になく申し訳ありません。だいぶ色んな仕事を任せられて、各農家さんでバリバリと頑張っている様子です。)
6日にせたな町を離れた後は、7日に長沼にある農家さんを2件見学させてもらい、北海道実習は終了となります。
夏休み明けにこの実習の報告もありますので、そちらも楽しみに待ちたいと思います。その時には保護者さんにも生徒の生の声が聞けるのではないかと思います。ぜひ楽しみしていてください。
【ヤマハタ】